事業承継対策とは?
当会社もそうですが、中小法人においては所有と経営が分離していない場合が多く、事業承継にあたって所有と経営を分離させると、会社経営上不都合なことも多く、所有権と経営権を一緒にした方がいいと考えるのが、通常であります。
そこで、重要なことが、自社株の所有権を円滑に承継させることになります。
円滑に承継させるためには、3つの点について対策が必要になります。
①自社株の評価を下げること
②所有株式数を減らし、株式を分散させること
③納税資金を確保すること
これらは、相続財産全体の評価を引き下げ、生前贈与や譲渡を行いやすくし、結果、相続税の負担の減少や経営権の確保のための資金調達や運営資金確保などがあります。
ただし、適当に対策をしてしまうと、思わない部分で落とし穴があるため、慎重に行う必要があります。